Raspberry Pi セットアップ
スマートホーム用途で Raspberry Pi をセットアップしました。
初 Raspberry Pi であまり勝手がわからないので全部入りのこちらを購入しました。
Raspberry Pi3 B +コンプリートスターターキット(Basic 16G) [TSI-Pi045-CSK-B16]
ハードウェアとしてのセットアップはヒートシンクとゴム足を貼るくらいでとても簡単。
これに以下の方法で OS をセットアップしました。
- SD カードの書き込み、内容設定のために macOS を利用
- 付属の SD カードに入っている NOOBS を利用せず Raspbian をインストール
- ヘッドレス (ディスプレイ、キーボードなし)
- Wi-fi で接続
セットアップ手順
1. Raspbian Lite をダウンロード
https://www.raspberrypi.org/downloads/raspbian/
2. OS イメージを SD カードに書き込む
https://www.raspberrypi.org/documentation/installation/installing-images/mac.md
Command Line (dd) の方法を使いました。
3. SSH を有効にする
https://www.raspberrypi.org/documentation/remote-access/ssh/README.md “3. Enable SSH on a headless Raspberry Pi”の欄を参照
ルートディレクトリに空のssh
ファイルを置いておけばよいです。
touch /Volumes/boot/ssh
4. Wi-fi を設定する
参考: https://www.raspberrypi.org/documentation/configuration/wireless/wireless-cli.md
最初にraspi-config
で設定ファイルwpa_supplicant.conf
を生成します。
sudo raspi-config
Network Options
N2 Wi-fi
とたどって SSID とパスフレーズを入力します。この段階で設定ファイルwpa_supplicant.conf
が生成されています。これでも接続できるかもですが自分の場合は次の方法で詳細の設定を追加しました。
network
セクションを生成してくれるサイトがあるので利用します。
ここで設定ファイルを作成 (パスフレーズをバラさないように適当に入力しておく)
https://steveedson.co.uk/tools/wpa/
raspi-config
で生成された設定ファイルのnetwork
セクションを置き換えます。
うちではこんな感じになりました。
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
country=JP
network={
ssid="<SSID>"
psk="<パスフレーズ>"
proto=RSN
key_mgmt=WPA-PSK
pairwise=CCMP
}
/wpa_supplicant.conf
に設定ファイルを置いておけばブート時に所定の場所/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
にコピーしてくれるので macOS からは次のファイルを編集しておきます。
vi /Volumes/boot/wpa_supplicant.conf
参考ページによれば以上で Wi-fi に接続できるっぽいのですが自分の場合はこれだけではダメで、dhcpd.conf
に次の内容を追記することで無事動作しました。
/etc/dhcpcd.conf
interface wlan0
5. 再起動
6. ssh で接続
ssh pi@raspberrypi.local
接続できれば OK。